「春のお彼岸いつ?」
春のお彼岸は「春分の日」を中心とした、前後3日間の計7日間です。
一般的には17日頃から23日頃までです。
ちなみに2023年では
- 彼岸入り・・・18日(土)
- 彼岸中日・・・21日(火)
- 彼岸明け・・・24日(金)
となっています。
お彼岸には何をするの?
お彼岸にはお墓参りをします。
・準備として「お線香」「ろうそく」「ライター」(意外と忘れがち)
「仏花」「お供え」を用意しましょう。
お彼岸の時期が近づくとこれらのものがお店に並びはじめます。
・お墓に着いたらお掃除をしますが雑草抜きや周辺のゴミ拾いをし墓石には水をかけて
タワシで洗います。(掃除のタワシやバケツなどはお寺にある事が多いです)
・お墓周り、墓石がきれいになったら打ち水をしてお供え物(果物やおはぎ、お酒など)や
仏花を備えお線香を手向け日頃の感謝を伝えましょう。
仏壇がある人は同様に仏壇、仏具のお掃除、お供え物をしてお線香を手向けましょう。
「ぼた餅」と「おはぎ」の違い
春の彼岸には豊作を祈り感謝し「ぼた餅」をお供えする習慣があります。
「ぼた餅」と「おはぎ」は基本同じもので春は牡丹の花の季節に近いのでぼた餅、
秋は萩の花の季節なのでおはぎ、と呼ばれますが地域によって呼び方が異なることもあります。
又、一般的に「ぼた餅」はこし餡、「おはぎ」はつぶ餡で作ります。
楽天で人気の「餡珠」の「おはぎ」と「あんこの内藤」」の「糖類ゼロつぶあん」を
リンクしておきますのであんこ、おはぎ好きの方はご賞味してはいかがでしょうか。
なぜお彼岸には「おはぎ」なの?
なぜ、お彼岸には「おはぎ」をお供えするのかというと諸説ありますが
江戸時代頃からお彼岸にご先祖様を供養し当時、貴重なお米から作った餅と、
小豆には魔除けの力があるといわれ又、高級品だった砂糖を原料にした「おはぎ」を
お供えするようになったようです。
その他のお供え物は?
彼岸のお供え物には「おはぎ」が一般的ですが、生物ですので鮮度がデメリットです。
買ったその日に召し上がれば良いのですがそうでなければ日持ちしないのが難点です。
そこで日持ちするお供え物として「落雁」や「羊羹」「ゼリー」といったものもあります。
お彼岸の中で仏壇などにお供えするには適しているとは思います。
ただ最近では「落雁」もパサパサしてあまり好きでない方も多いようです。
ちなみに落雁はお米などから作った粉に水飴や砂糖を混ぜて着色し、乾燥させた和菓子の事
こんなものです。↓(お彼岸やお盆の時にお店に並びます)
決して「落雁」ではなければいけないという事はありませんので皆んなが美味しく召し上がれる
お菓子で十分です。
そもそも「お彼岸」とは?
お彼岸の時期には三途の川を境に
西の彼岸である悟りの世界(あの世)と東の此岸である煩悩に満ちた世界(この世)の
距離が最も近くなるといわれています。
つまり春分、秋分の日は「この世とあの世が最も近く、通じやすい日」と考えられました。
彼岸というのは仏教の言葉で意味は煩悩を脱した悟りの境地のことを指します。
日本の古来の風習やご先祖様を崇拝するという習慣もありこの時期にお彼岸として根付いていきました。
以上、「お彼岸」についてでした。
ありがとうございました。
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